こんにちは。長谷川千絵です。
英文レターを10年書きましたが、その10年の学びの結果、「日本語ではありふれたフレーズだけれど、英文メールではどうしても違和感を覚えてしまうフレーズというのがあります。
それが、"as soon as possible"と"if you can"。
"as soon as possible"って結局いつ?!
「ビジネスで曖昧なのはご法度」。ですよね?
できるだけ早くってとても主観的じゃありませんか?
気持ちはわかります。私も日本人ですから(笑)
でも、少なくとも日本人以外が書くメールにこのフレーズは見たことがありません。見たことがないから使うべきではないというような安直なことではもちろんありません。
ただ、「できるだけ早く」というフレーズをあえて使う理由が見当たらないということです。
だったら、「○月×日までに」と期限を区切るべきでは?そのほうが先方も予定が立てやすいし、無理なら「その翌日まで待って」など交渉も具体的に進められるはず。
「相手の都合も考えての『できるだけ早く』なら、むしろ具体的な日付を明示すべき」と私は思います。
「できることしかできませんから…」
"If you can"=「できれば」というフレーズ。日本語ではよく見ますね。
「できれば○月×日までにお願いしたいのですが、無理なら▲日まででも結構です。」のような文章。
よく見ますね?(笑)
日本語では問題ないですが、こういう場合の"If you can"もまた曖昧。
「結局、いつまでにやってほしいの?結局は早い方の日付でしょ?」という話です。
これも相手のことを気遣っての表現ですが、英語では回りくどいという印象にも。
だったら、「○月×日までにお願いできますか?」の方があっさりしていると思いますし、相手先との取引の実績が少なく信用できなければ、「出来ない旨を伝えてくれ」とか「いつまでならできるか教えてくれ」と添えればいいかなと思います。
信頼関係ができている相手先なら、無理であればその旨を伝えてくるでしょう。
『「できれば」って「そりゃまぁ、できることしかできませんからね」』というきつい冗談(?)が聞こえてきそうです。
いかがでしたでしょうか?
メールだけでなく、会議などでもこういった「曖昧」な表現はビジネスでは特に避けた方がいいかなと思います。
Skypeでの通訳は1時間3,000円から承っております♪
(短い時間で済むということでしたら、30分単位でのご利用も可能です)
オンサイトでももちろん承り中♪
お問い合わせ、お申込みはこちらから(ホームの入力へ飛びます)
長谷川 千絵
展示会ブースでの商談通訳、バイリンガルプレゼンテーションを始めとして、契約書翻訳、ビジネスEメールなど海外ビジネスをアシストします。
0コメント